レイク相模カントリークラブ クラブハウス

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設計期間 1987年3月-1987年7月
施工期間 1988年3月-1989年10月
延床面積 6,470m2
施主 株式会社 山田地建
建築設計 磯崎新アトリエ
構造設計 川口衛構造設計事務所
設備設計 森村共同設計事務所
ランドスケープ 斉藤一雄
ステンドグラス Brian Clarke

PHOTO CREDIT: Shinkenchiku-Sha

山梨県北都留郡の山中に建設されたゴルフコースのクラブハウスである。

建物は敷地一帯を一望する北斜面の突端に位置し、その北側を旋回しつつ上昇する道路でアクセスする。建物は北側に半円筒形、南側に直方体のヴォリュームが配され、更に東側にいくつかの小さなエレメントが付加された基本構成がとられている。

半円筒のブロックの中央部は、1階のエントランスホールから22m高さまで円筒状に吹きぬけた空間で、建物の中心軸をなしている。吹き抜けの屋根面と円筒の壁面上部には、全面的にステンドグラスがはめ込まれ、時々刻々と変化する色彩で空間を埋め尽くす。このブロックの2階にはメインロビーと、パノラミックな眺望のレストランがあり、3階には特別室が3室収められている。

直方体のブロックは、主に男女それぞれのロッカー室で占められ、屋上部分はテラスとなっている。ブロックの東側には、ガラスブロックの応接室や、アーチ型開口を持つ浴室などが独立したエレメントとして組み込まれている。

外部仕上げは壁面の大部分が大型の割肌煉瓦、窓枠とボーダーは中国産御影石、屋根には緑青銅版を用いている。

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