軽井沢KTM邸設計競技計画案

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設計期間 2005年9月-10月
延床面積 113.36m2
建築設計 インテグレーティッド デザイン アソシエイツ
佐藤健二建築都市研究所

PHOTO CREDIT: I.D.A.

軽井沢の三世帯で使用するための別荘計画。
施主は東京青山で会社を共同経営する女性3名。
互いの家族と共有する時間やスペースを重視するということで、共有スペースをメインに据えたプランが求められた。
敷地は小高い傾斜地に位置するので、一般車道からは多少の高低差がある。これを利用して車道からの別荘へのアクセスをスムーズにするため、駐車スペースを地下1階に配置し、メインアクセス階から車動線からの視線を遮断した。車道を受ける形で「ハ」の字に配置された居室と浴室の2つのボリュームは、2階エントランス前のメイン・デッキによって連続している。デッキでは車に眺望を遮られることなくバーベキューなどのリクリエーションに勤しめ、居室のリビングダイニングにもダイレクトに続くことが出来る。共有のリビングダイニングは2層吹抜けでトップライトをもつ、明るく開放的な空間とした。寝室については最小限の機能を持たせ、細長いリビングの左右に配置。これによって3家族のプライバシーを確保しながら共有リビングにアクセスできる構成を目指した。
3家族をゆるい形で分離しながら、共有空間を中心にダイレクトにつながることのできる別荘である。

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